2003年8月6日
横浜国際総合競技場
54335人

 昨年のワールドカップの代表から外れた俊輔が、どれくらい成長したのか? そして古巣横浜を相手にどんなプレーを見せてくれるのか? この試合は俊輔の凱旋試合ではあるが、前日のレアルとは違った意味で注目された試合。横浜は4日前にステージ優勝を決めたばかり、一方レッジーナはぎりぎりでセリエA残留を決めたチーム、親善試合とはいえ日本のトップチームとイタリアのレベルを比較するには絶好の機会だった。しかし、横浜は最終節の疲れや怪我、オールスター戦などの影響で、中澤、遠藤、松田が欠場、久保はベンチスタート、奥も本調子ではなく前半途中で交代、できればベストメンバーで戦って欲しかった。この試合でキャプテンマークをつけた俊輔の動きは成長した姿をはっきりと見せてくれた。以前の印象としては線が細く激しい当たりには弱いと思っていたが、イタリアで鍛えられたせいかDFに囲まれても突破する力を身につけていた。パスのタイミング、切れは相変わらず輝いていた、特に決勝点につながったパスは「さすが俊輔」といったところ。それにしてもなぜトルシエは俊輔を外したのだろうか? 今考えてもわからない。トルコ戦、三都主ではなく俊輔があのFKを蹴っていれば日本はもしかして? と思うのは私だけだろうか。過ぎてしまったことを言っても仕方ないので、彼にはイタリアで更に成長してもらい、2006年には堂々と10番を背負ってドイツのピッチに立ってもらおう! 試合は2対1でレッジーナが勝利したが、スコア以上にレッジーナの堅い守備、早いカウンター、決定力を見せられた試合だった。前日は雨中の観戦だったが、この日は晴れ、座席もレッジーナのベンチの後方でゆったりと観戦できました。


舞台はW杯決勝戦が行われた横浜国際競技場

初めて行きましたが駅から遠い

さすがにでかい、ピッチも遠い

それにしてカメラマンが多すぎ

本日のMVPは俊輔

グラウンドを一周してファンに挨拶

試合前、アップしている俊輔 29分
俊輔から絶妙のクロスボナッツォーリわずかに届かず
51分
俊輔ゴール正面のFKゴールのわずか右外へ
71分
俊輔ゴール正面のFKボールはネットの上へ

横浜Fマリノス
 
レッジーナ
前 半
後 半
合 計
前 半
後 半
合 計
先発メンバー
GK
21
榎本 哲也   GK
ベラルディ
DF
柳 想鐵 DF
イラネク
DF
30
栗原 勇蔵 DF
18
ソッティル
DF
35
河合 竜二 DF
14
フランチェスキーニ
DF
ドゥトラ DF
ファルシーニ
MF
佐藤 由紀彦 MF
バイオッコ
MF
24
本橋 卓巳 MF
22
モーツァルト
MF
14
奥 大介 MF
10
中村 俊輔
MF
11
清水 範久 MF
コッツァ
FW
36
マルキーニョス FW
ステッローネ
FW
18
坂田 大輔 FW
ボナッツォーリ
得 点
40分 奥 大介   14分 ステッローネ
    60 ボナッツォーリ
交 代
FW
24
本橋 卓巳   FW
ステッローネ
13
永山 邦夫
17
ディミケーレ
  31分   45分
MF
14
奥 大介 DF
14
フランチェスキーニ
20
金子 勇樹
マルチネス
  41分   45分
MF
佐藤 由紀彦 MF
22
モーツァルト
23
大橋 正博
19
テデスコ
  55分   68分
FW
18
坂田 大輔 MF
コッツァ
33
北野 翔
パレデス
  67分   68分
DF
30
栗原 勇蔵 FW
ボナッツォーリ
25
小原 章吾
13
ダッラクア
  72分   79分
警 告
      59 ディミケーレ