2011年観戦記


2011年4月17日

千葉ロッテマリーンズ 3回戦 札幌ドーム 37863人 2時間52分 

注目のゴールデンルーキー、斎藤佑樹の初登板を観戦するために4月17日に札幌ドームに行ってきました。4月になったというのにこの日の道中は雪。時間短縮のために利用した高速道路も50キロの速度規制で4時間近くかかりましたが、この雪は白星の暗示だったのでしょうか?今回は母と一緒に行きましたが、母は勝利の女神(?)らしく、2006年の日本シリーズも一緒に観戦し、見事に優勝の瞬間と胴上げをこの目で見届けました。今日もきっと勝利することを信じて車を走らせました。

この日観戦した場所はなんとフィールドシート、それも最前列です。チケットはオークションで手に入れましたが、私が考えていた金額よりも安く落札できました。斎藤投手の初登板ということでもっと高騰するかと思っていましたが。

座席につくと目の前で斎藤投手がキャッチボール中、その距離わずか2メートル弱。後方の観客席からも「佑ちゃ〜ん」の声が掛かりますが、なかなかこちらを見てくれません。試合前で緊張もしていることだし当然ですよね。

斎藤投手の連続写真

注目の初球は144キロのストレート
5回表のピンチ場面

ヒーローインタビュー
自らマイクを持って
勝利のタッチ

 
 ロッテ
 日本ハム
×
勝利投手 日本ハム 斎藤(1勝0敗0セーブ)
敗戦投手 ロッテ 大嶺(0勝1敗0セーブ)
本塁打 ロッテ 井口1号(1回2ラン)
  日本ハム ホフパワー3号(1回満塁)・糸井2号(6回2ラン)

試合終了後、選手たちがサインボールを観客席に投げ入れながら勝利の挨拶にやって来ました。中田翔選手に「こっち、こっち!」と手招きをしたところ、私に向かってボールを投げてくれました。受け取ったボールにはサインと日付のほかに、「克己心」と「打つ!!」の言葉が書かれていました。

開幕からこの日まで5試合ノーヒットでしたが新聞報道(スポーツ報知)によると、試合終了後にこれまで一度しか会話をしたことのない斎藤に「お疲れさまです」と歩み寄り握手。初先発初勝利を挙げた「持ってる男」の手をぎゅっと握りしめると、こっそり稲葉に「吸いとりました」と報告した。 とのことです。

今シーズンから行われている勝利の花火

観戦後記
彼はやはり持っている男」だった。初回、井口にいきなり2ランホームランを打たれ、プロの厳しい洗礼を浴びたと思っていたところ、ホフパワーの満塁弾で逆転。ダルビッシュは味方の援護がなく完投しても勝利投手になれないことがあるのとは対照的な展開。その後も2回に陽、3回に大野のタイムリーが出て6対2とリード、5回にはホームランを打たれている井口にタイムリーを打たれ2点差まで詰め寄られるが、勝利投手の権利を持って降板。その後。林、宮西、榊原、増井、武田久の5投手がノーヒットに抑え見事に初登板初勝利を達成しました。5回を92球、打者22人に対し6安打4失点(自責点1)、奪三振は2だが、無四死球の内容は十分に評価されるべきでしょう。井口ひとりにやられた(3安打)という印象がありましたが、梨田監督も「自責1ですから、初先発初勝利で100点でいい」と満点評価をしています。評論家の中には「プロでは通用しない」などと言っている人もいますが、勝利という結果を出したのは間違いないことなのです。この後は2勝目、3勝目、そして優勝、新人王へと道を進んでくれることを期待します。


2011年7月27日

オリックスバファローズ 12回戦 帯広の森野球場 14414人 4時間13分

 

試合開始前に新聞社主催のサイン会が行われました。抽選だったのですが、日頃の行いの良さ(?)なのか見事に当選しました。前日はウルフとケッペルの両投手だったとの情報に、今日はもしかして斎藤かも? と期待して並んでいましたが、登場したのは榎下陽大投手。正直に言って顔も名前も知らない選手で「誰?」といったところでした(榎下投手ごめんなさい)。

 
 オリックス
 日本ハム
×
13
勝利投手 日本ハム ウルフ(9勝3敗0セーブ)
敗戦投手 オリックス 近藤(1勝3敗0セーブ)
本塁打 日本ハム 糸井9号(4回2ラン)・スケールズ4号(4回満塁)

観戦後記
年に一度の帯広での2連戦。前日は初回に中田の2ランで先制するも、その後をオリックスのエース金子に抑えられて逆転負け。連敗だけは避けて欲しいと願いながら球場へ向かいました。先発のウルフは調子が悪い(?)と言うより、マウンドが合わなかったのか、しきりに足元を気にしており、何とか5回を投げきったというところ。打線は18安打13得点の大爆発で見事に勝利しました。これが球団創設通算4000勝のメモリアルでしたが、炎天下の4時間は暑くて長かったです。ビールでも飲みたいところでしたが、車だったのでコーラで我慢しました。

大勝利はよかったのですが、ひとつだけ気になったのが中田選手がノーヒットだったこと。前日にはホームランを放っており、調子が悪い訳ではないと思いますが、一人だけ18安打の蚊帳の外。4月の観戦から続くこの状況は私のせいでしょうか?


2011年8月20日

オリックスバファローズ 14回戦 札幌ドーム 34064人 3時間19分 

 
 オリックス
 日本ハム
×
勝利投手 日本ハム 斎藤(4勝2敗0セーブ)
敗戦投手 オリックス 寺原(10勝6敗0セーブ)

観戦後記
今シーズン2度目の斎藤投手のピッチングを観戦。相変わらず(?)ヒットは打たれるが、得点を許さない彼らしい投球で5回を7安打無失点で降板。その後を谷元、榊原、増井、宮西の4投手が3安打無失点で抑え7月17日以来の4勝目を挙げる。この日の話題は5年前の同じ日、甲子園の決勝で駒大苫小牧の田中(現楽天)との延長15回の投げ合いをしたこと。田中は高校卒業後プロ入り、斎藤は大学を経てプロ入りしたが、現時点での力の差は歴然。くしくもこの日ソフトバンク戦に先発した田中は10奪三振1失点で12勝目を挙げている。このままのローテーションなら9月10日には初対決が実現しますが、ちょっと厳しいかと思います。

それよりも気になるのが中田選手。4番バッターも板についてきたのですが、私が観戦する時に限ってノーヒットなのです。もしかして私は疫病神? 4月に受け取ったサインボールには「打つ!!」と書いてあります、次の観戦時にはヒットを打ってください。


2011年10月16日

東北楽天ゴールデンイーグルス 24回戦 札幌ドーム 42063人 2時間55分 

 
 東北楽天
 日本ハム
勝利投手 東北楽天 田中(19勝5敗0セーブ)
敗戦投手 日本ハム 中村(0勝1敗0セーブ)

観戦後記
今シーズンの札幌ドーム最終戦。CS進出は決まっていたが、梨田監督の退任発表後はチームの勢いも一気に無くなり、ソフトバンクとの差も開くばかり。最後だけは気持ちよく勝利して欲しかったのですが、マー君相手に5安打11三振の完封負け。おまけに最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠も確定されてしまい、ダルビッシュの援護もできませんでした。

ここまで3試合観戦してノーヒットだった中田選手が1安打したことが唯一の救いでしょうか?

あとはCSを勝ち上がって日本シリーズ、そして日本一を目指してもらうだけです。


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