6月1日 ドイツ対サウジアラビア 札幌ドーム 20時30分開始

札幌市内の様子

札幌市内の歩道には「歓迎」の垂れ幕をつけたポールが建てられワールドカップ一色といった感じになっています。このポールと同じくらい目立つのは警備に当たる警察官、札幌ではアルゼンチン対イングランドの因縁の対決があり、フーリガン来襲のおそれもあるため特に厳重な警備がされているようで、北海道以外の地域の警察官も応援に来ています。大通り公園には札幌で試合を行う6カ国のブースがありますが、午後5時で閉めてしまうのでゆっくり見ることができませんでした。(右のアルゼンチンブースは戸を閉めているところ)また、どこから持ってきたのか知りませんが小さな雪山があり雪だるまも歓迎していました。

交通機関について

会場の札幌ドームまではタクシー、市営地下鉄、無料シャトルバスの3通りの方法で行くことができます。タクシーはお金がかかりそうなので×、地下鉄は夕方のラッシュと時間が重なり、サッカー観戦以外の乗客も多く、混雑が予想されたので×(昨年6月、巨人戦で体験済み)、無料ということもありシャトルバスを選択しましたが、これは。5分間隔で出発するのでそんなに待つこともなく、行きも帰りも座ることができました。バス乗り場は座席のゾーンごとに分かれていてほとんど混乱もなかったようです。

入場、そして問題の本人確認は?

バスに乗ること約20分、札幌ドームに到着。出迎えてくれたのは?やはり警察官、仕事なのはわかるけどもう少し笑顔で立っていて欲しかった。あの鋭い目つきでは海外からのサポーターに悪い印象を与えてしまうのではないかと心配してしまいました。バス乗り場と同様座席のゾーンごとに並ぶ場所が分かれており、私は赤の列(メインスタンド)に並び進んでいくと前方にゲートが見え、係員がハンドマイクを持って「各自チケットを用意し、一人ずつ進んでください」と叫んでいる。いよいよ問題の本人確認か?と思い、ゲートの係員にチケットを渡すとチケット右側に穴あけパンチで一つ穴をあけただけ、それも事務的に。身分証明書の提示はおろか、記載名すらほとんど見ていない。あっけにとられて更に進んで行くとまたゲートがあり今度はボディチェックと手荷物検査。金属探知機は感度を下げているのか、空港なら引っかかるベルトのバックルも反応なし、手荷物も中を見ることは見ましたが、簡単に済んでしまい、実際は事前に言われていたほど厳しくチェックは行われませんでした。4万人もの人間をチェックするなんて最初から無理な話だったのでしょう。

盛り上がっている場内の様子


(写真左)公式プログラム2,000円
(写真中央)公式スポンサーのブースではいろいろなイベントが行われていました。
(写真右)ミニ国旗1,000円

ドーム内に入る前にグッズの購入。まずはミニ国旗、これが無いと応援も盛り上がりません。続いてプログラム、1冊2,000円でちょっと高いような気もしましたが、会場限定と言うことで購入。それからコカコーラのブースでオリジナルピンバッジを購入、これも開催地限定という言葉に負けて3個購入で3,500円。気がつくと既に1万円以上の出費(プログラムは3冊購入)気持ちが高ぶっているせいか、財布の紐も緩みっぱなし、まあいいだろう。

(写真上)座席から見たピッチの様子、やや左側だが前から15列目で観戦には問題なし。

(写真右)近くにいたドイツ人サポーターと記念撮影、ドイツ語は全くわからないが「お互いドイツの応援をしよう」みたいなことを言っていたに違いない、言葉が通じなくても気持ちは通じていたはず。

まもなく試合開始

座席に着いたのは6時30分頃、試合開始までまだ2時間もあり、客席の様子を見ると6割くらいしか埋まっていません(最終的に8割)、練習のために選手がピッチに登場したのは7時50分頃、ひときわ目立つのは長身でスキンヘッドのFWヤンカー、他の選手は顔もよく見えないし、練習用ジャージには背番号がついていないので誰が誰だかわかりません。選手がいったん退場した後にスターティングメンバーの発表。このころから会場内も次第に盛り上がりはじめ、突如ドイツ側ゴール裏からウェーブが発生、場内を3周するが、空席が気になる。サウジ側には1ブロックまるまる空いている場所もありました。8時25分選手入場、両国の国歌斉唱、記念撮影に続きいよいよキックオフ!

ドイツ圧勝!頑張れサウジ!

試合結果についてはご存じのように8対0でドイツの圧勝でした。大会中に24歳の誕生日を迎えるFWクローゼのハットトリック、もしかすると彼は前回フランス大会のオーウェンのような活躍をし、「今回はクローゼのための大会だった」と言われるかもしれない。サウジにはアジア代表としてもう少し頑張って、せめて1点だけでも奪って欲しかった。次の試合に期待しましょう。それにしてもあっという間の90分だった。手に汗握るような接戦ではなかったが、十分に感動しました。次は7日のアルゼンチン対イングランド、きっと目の離せない試合になるでしょう。

74分
ツィーゲのCKにリンケがヘッドであわせて6点目
90分
シュナイダーがFKを直接決めて8点目

ドイツ
 
サウジアラビア
前 半
後 半
合 計
前 半
後 半
合 計

先発メンバー
GK
オリバー・カーン   GK
モハメド・アル・デアイエ
DF
トーマス・リンケ DF
レダー・タカル・ファッラータ
DF
クリスチャン・ツィーゲ DF
アブドラ・ズブロマウィ
DF
21
クリストフ・メツェルダー DF
12
アハマド・アル・ドサリ
MF
カルステン・ラメロウ DF
13
フセイン・ソレイマーニ
MF
ディトマール・ハマン MF
モハメド・ヌール・ハウサーウィ
MF
13
ミヒャエル・バラック MF
16
カミス・アル・ドサリ
MF
19
ベルント・シャナイダー MF
17
アブドラ・アル・シャハラーニ
MF
22
トルステン・フリンクス MF
18
ナワーフ・アル・テミヤート
FW
カルステン・ヤンカー FW
サミー・アル・ジャベル
FW
11
ミロスラフ・クローゼ FW
20
アルハセン・アル・ヤーミ
得 点
19分 ミロスラフ・クローゼ      
24分 ミロスラフ・クローゼ    
39分 ミヒャエル・バラック    
45分 カルステン・ヤンカー    
69分 ミロスラフ・クローゼ    
74分 トーマス・リンケ    
84分 オリバー・ビアホフ    
90分 ベルント・シャナイダー    
交 代
MF
カルステン・ラメロウ   MF
16
カミス・アル・ドサリ
16 イェンス・イェレミース
イブラヒム・アル・シャハラーニ
  後半開始   後半開始
FW
カルステン・ヤンカー DF
18
ナワーフ・アル・テミヤート
20 オリバー・ビアホフ
13
アブドラアジーズ・アル・ハスラーン
  66分   後半開始
FW
11
ミロスラフ・クローゼ MF
20
アルハセン・アル・ヤーミ
オリバー・ヌビル
15
アブドラ・アル・ドサリ
  76分   76分
警 告
42分 クリスチャン・ツィーゲ   90分 モハメド・ヌール・ハウサーウィ
76分 ディトマール・ハマン